2018.11.06
プレスリリース
当社は特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構の協力を仰ぎ、<ニコチンアミドモノヌクレオチド(nicotinamide mononucleotide: 以下 NMN)の作用機序とその効果に関する一連の生命科学的研究プログラムを立ち上げました。
NMNの分子生物学的作用機序に関しては、明らかになっていない部分も多い状態です。これを解明することは、老化研究における重要な課題であると認識しています。
そこで当社として、NMNのサイエンス、さらには老化のサイエンスに貢献するために、一連の研究を推進するプログラムを立ち上げることとしました。その第一歩として、特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構(代表 北野宏明、以下SBI)と、NMNの作用機序の解明のために、「マルチオミックス解析によるNMNの細胞内作用機序の解明」に関して研究委託を行うことで合意しました。
SBI代表の北野博士は、「NMNは、長期間の経口投与において老化に伴う生理学的な問題を緩和すると期待されている物質です。NMNの投与による数々の生理学的影響が報告されていますが、その詳細な分子生物学的作用機序は、未だ解明されていません。今回の研究は、培養細胞レベルにおいて、NMNの影響を網羅的に解析することで、NMNの分子生物学ならびにシステム生物学へとつながる第一歩であると期待しています。」と研究への期待感を表明しています。
■研究委託先企業情報
研究所名:特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構(SBI)
代表者 :北野 宏明
住所 :東京都品川区東五反田5-10-25 齊征池田山ビル
HP :http://www.sbi.jp/